PHILOSOPHY

TMT

季節が巡るたびに、服を買い替える楽しみよりも

季節が巡るたびに 、思い出す服を作り続けたい。

お客様のユニフォームになるような服作りを目指しています。

 

 

           

PRODUCT DEVELOP PROCESS

1800年代中盤に、頑強な作業着として誕生したリベット付きパンツ。
1900年代初頭、まだ縫製技術が未熟だった時代、ワークパンツは殆どが1本針ミシンで生産されていた。

そこに着目し、現代では非効率とされる伏せ縫いや細かい運指数、歪んだステッチワークなどの手間がかかる仕様をあえてデザインとして再現している。

ハンドクラフト感を随所に取り込んだ、丁寧な作り手の温もりが伝わるPREMIUMなPRODUCT。



素材・紡績


デニムの味わいは、色落ちしたときの「独自のムラ感」にあります。 TMTオリジナルデニムは、このムラ感を最高のカタチで表現できるように、原綿の選定から行っています。世界のあらゆる原綿を試行し、繊維の強さ、均整度の高さ、爽雑物の少なさ、という点でもっともデニムに適した原綿を厳選・使用しています。

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染め


「ロープ染色」を採用しています。まず糸を束ねてロープ状にし、インディゴ溶液を溜めた複数の槽に端から順番に浸けていきます。その後、引き上げてローラーで絞り、数メートルの高さまで持ち上げます。こうして空気にさらして酸化させることで、糸は青く染まります。さらにこれらの行程を繰り返し、インディゴ特有の濃い藍色に近づけていくのです。

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織り


TMTオリジナルデニムは旧式の力織機で織られています。この織機はタテ糸を強く張らずにヨコ糸を打ち込んでおり、ゆっくりと時間をかけ織っていくことでヨコ糸を打ち込む力が強くなり、ヨコ糸同士がズレ重なり合うようになって、その結果、表面に凹凸のある目が詰まった状態に織り上り、はき込むほどに味わいが増すデニムに仕上がります。

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縫製


縫製に数種類の綿糸を使い分けることで、「独自の風合い」を表現しています。巻きミシンが無かった時代の1本針を使用した往年の仕様(折り伏せ)を再構築。バックポケットは全ての職人による手縫いで縫製し、“浮かし縫い”という技法を用いることで、使い勝手の良い膨らみのあるバックポケットを形成。量産では決して表現することのできない温もりを感じることができます。

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ヴィンテージ加工


長年穿き込まれたことによる立体感や着古感を再構築。TMTオリジナルデニムは色落ち等の加工に際して、いっさい薬品を使用することなく、すべて職人たちの手作業で一本一本を加工しています。さらに、ヒゲ(股部分に現れる左右に広がった綿状の色落ち)や縦落ち(縦のストライプ状の色落ち)など、はきこまれたジーンズにのみ現れる表情の細部にまでこだわって、自然な風合いをリアルに再現しています。

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